武蔵野調理師専門学校 入学案内2020
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GRADUATES活躍する卒業生人を喜ばせるために料理をする、その気持ちを大切にしてください。お客さまからの声を大切にして、愛されるお店をめざしていきます。FRENCH杉本 雄さん帝国ホテル 東京 勤務2000年 調理師科卒業千葉県銚子市立銚子高等学校出身帝国ホテルのシェフになるのが夢でした。きっかけは、高校生のときに帝国ホテルの料理を実際に味わったことです。そのときの料理に感動して、自分もここで働きたいと思うようになりました。武蔵野調理師専門学校では多くの学生が帝国ホテルに就職していると知り、迷わず入学を希望しました。印象に残っている授業は、第一線で活躍されている料理人を講師に招いた実習です。プロの技や考え方を教えていただける機会が多く、良い環境で調理を学ぶことができました。卒業後は念願の帝国ホテルで働けることに。憧れの現場で働くうちに、また次の夢が見つかりました。それは本場でフランス料理を学ぶこと。私は日本を離れ、フランス行きを決意しました。それから13年間ヨーロッパで料理人の経験を積み、現在はまたご縁があって、帝国ホテルでシェフをしています。さまざまな経験を通して、料理の本質は人を喜ばせることだと感じています。これから料理人をめざす人には誰かのためにつくることを大切に、料理の世界を楽しんでもらいたいです。PÂTISSIER道善 康平さんTartelette Dozen オーナーシェフ2012年 ダブルプログラム科卒業埼玉県立松伏高等学校出身 小さいタルトと焼き菓子をメインにしたパティスリーのオーナーシェフをしています。世間的に独立はまだ早いと言われる年齢ですが、祖父が自営業を引退するということで店舗を引き継ぎ、2018年にオープンしました。武蔵野調理師専門学校の先生には卒業してからも度々相談に乗ってもらい、今回の独立の際も背中を押していただきとても感謝しています。在学中は特に衛生面について意欲的に学びました。どの現場でも食の安全は大前提として求められます。パティシエとしてはもちろん、経営者としても必要になるので、これからプロをめざす人は衛生管理についてしっかり学んでおくと良いと思いますね。今後はお店を大きくするよりも、お客さまによりそったサービスをしていきたいと考えています。お客さまの声を直接聞いて、提供するメニューを変えたりできるのはオーナーシェフとしての醍醐味ですね。地域に愛されるお店をめざして、ここでしか味わえないおいしさやおもてなしをたくさんの方々にお届けしていきたいです。38

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