武蔵野調理師専門学校 入学案内2022
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HISTORY & TRADITION歴史と伝統学校目標本校は文部科学大臣認定の「職業実践専門課程」の学科を持つことでもおわかりになるように、卒業後は調理師として社会で存分に活躍できるだけの「実践的で専門的な能力」を育 成しています。では、どのような教育がそうした能力を育ててくれるのでしょうか?プロ仕様の実習調理台が学生1人に1台用意されているなど、充実した設備もその一つでしょう。しかし私たちが最も大切にするのは、本校の60名もの教員が熱意を傾け、学生たちを本気で育てる濃密な教育体制です。さまざまな知識や技術を教えるのはもちろん、現場の厳しさを知ってもらう指導、あるいは自らが料理に真剣に取り組む姿…学生たちには、教員と接するすべての時間が実践教育となるような、貴重な体験を用意しています。「人は人が育てる」という昔からの真理を実践する本校の教育は、人間関係が希薄な現代にあって、いっそう輝きを増すと感じています。創造とは、「何もないところから、在るものを生み出すこと」「生み出された在るものに対し、何かと何かを結び合わせ、輝き合わせること」です。教育や人材育成においても、そうした創造の瞬間に立ち会うことは、育つ側、育てる側の両者に重要な意味を持つと私は考えます。そのとき、人は自分自身と向き合い、表現しようと試みる中で、自分を確かめることになるからです。心の奥底に響くような何かに一旦触れると、その人はきっと何かを創り上げ、自分自身で動き出していくようになるでしょう。興味がわくことは続ける意志を後押しし、人間同士が互いに共感する力を共有し、高めていくことにつながります。学校はそのような直感や着想を「学ぶ人」のために与えることが可能な環境です。そのためには自らの動機を開発し、掘り下げていけるような探究の精神が必要になってくるでしょう。そして、それは自分だけの為ではなく、人の為に役立つことを成そうとするときに本当に輝き、生き、喜びになるのだと思います。教育に熱心に取り組む60名の専任教員が、学生をプロに育てていきます。学校法人後藤学園 理事長/学園長Hitoki Goto後藤 人基「人格を育てる教育」と いうバックボーンで、一人ひとりの個性を活かす本校の環境を整えています。学校法人後藤学園の歴史は、昭和22年6月に設立された武蔵野ドレスメーカー女子学院 に 始 まります。創立者の後藤奈美子は、戦後の日本の復興には女子教育の立て直しが必要であると決心し、同学院を開校したのです。以来、洋裁のプロを育て続け大勢の優秀な先輩たちが巣立っています。その後、創立者後藤守正と共に食文化の充実を旨とし昭和43年4月、武蔵野調理師学校を設立。厚生大臣(現:厚生労働大臣)・東京都知事認可の調理師国家試験免除校として、確かな技術を体得した先輩たちを多数輩出してきました 。さらに昭和45年4月には武蔵野栄養専門学校を設立。同校も厚生大臣(現:厚生労働大臣)・東京都知事認可の栄養士国家試験免除校として、同調理師専門学校と並び、食と栄養に関する技術と知識の両面から「真のプロ」の育成に取り組んでいます。各専門学校では、私たちの生活に欠かすことのできない「衣」・「食」の専門家を養成し、多くの卒業生がそれぞれの専門分野で活躍しております。さ ら に 、誰もが願う「健康」をテーマに、平成3年4月、武蔵丘短期大学を開学しました。当短期大学は、健康栄養専攻・健康スポーツ専攻・健康マネジメント専攻の3専攻から構成され、健康に関する専門知識の習得と社会のニーズに合わせた各種資格の取得をめざしています。後藤学園では、教育理念として実社会での即戦力を養成するための体感・体験・体得を大切に、「身体で覚える授業」を実践してきました 。また「優れたプロは、優れた人格を有する」ことも重視し、長年人格を育てる教育にも取り組んでいます。特に人格の向上は一生をかける価値のある尊い行為であり、あいさつと感謝、思いやる心を表現することは生涯の人間関係を豊か にします。繰り返し繰り返し染 み 込ませるように訓練し、精神を持って身体で覚えた技術は、一生を貫くことができます。これからの世界を担う若いみなさんが自信に満ちた幸福な人生を歩まれること、そして自分 が選んだ道で活躍されることが私たちの願いです。学園目標学びの中に楽しさを、厳しさの中に喜びを、知識・技術と心の幸福な出会いの実現する授業を、信(まこと)の教育の道として進みます。「調理師の職業性の理解と体得」本校が養成(輩出)すべき人材像「真に社会に必要とされる職業意識と使命感及び 資格に対する強い責任感を持った人材の輩出」40

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